2010年4月4日日曜日

僕なりに波紋は起こしているつもりなので、今はご容赦…

~孫正義 LIVE 2011~
世の中が悪いとか、政治家が悪いとか、景気が悪いとか、そんな言い訳を言うとったんじゃ、そんな愚痴を言うとったんじゃ、しゃあないぜよ。

愚痴を言ったら、自分の器を小さくする。

愚痴なんか言うとっても、なんも世の中ようならん。

愚痴を言う暇があったら、自分ひとりの命でもいいから、命を投げ捨てる覚悟があれば、波紋は起きはじめるということです。

3月の終わり、上司と年度末の面談を行った。2009年度の目標管理の実施結果の確認や、会社に対する質問・意見などを伝える場である。新年号その2でお伝えしたが、今年から我が社はクラウド(Google App Engine)及びAndroidに力を入れるとのことなのだが、仕事が無くて自社で待機状態となっている同期に聞いたところ、それらの勉強や研究を(会社レベルで)全く行っている様子が無いとのことなので、実施計画・本気で取り組む気があるのか?等を尋ねた。すると、上司曰く
「そもそも『クラウド』とか『Android』って何なの?」
…ご存じありませんでした。
他には、2009年度目標に「簿記資格を取得」を掲げていたことと絡めて『IFRS』を口にしたところ、上司曰く
「それってLinuxの資格試験だっけ?」
…それはLPICです。
こんな感じだったので、RIAの話もしたかったのだが、これ以上ストレス溜めたくないので引っ込めた…

どの用語もトレンドで、浅い内容ならITニュースを斜め読みしてれば猿でも知ることができると思うし、しかもこの先IT業界で食っていくには避けては通れないものなのだけど、この現実、マジか!?これからの厳しい時代に我々PGを率いていくPL・Mgrという立場の人間が、業界の動向を全く分かっていないというこの現実は。そしてさらに絶望的なのは、私と同じ現役バリバリのPGやSEという立場の人間に関しても同様であるということ。少なくとも、私の知る範囲では。

証券マンであれば株式などの動向をチェックするだろうし、
モデルであれば規則正しい食生活・寝起きを心掛けるだろうし、
スポーツ選手であれば肉体維持のためのトレーニング・栄養管理を行う。
それと同様に、IT業界に身を置くのであれば、技術動向のチェックは最低限の義務だろう。しかも、ただでさえ技術の移り変わりは早く、他の業種よりもたくさんの勉強が必要と言われるくらいなのだから…

何で勉強しないのだろうか。1秒でも多く、プライベートの時間を確保したいからなのだろうか。
であれば、なおさら勉強するべきだと僕は思う。
『一番効率的に人生を送りたいのなら、程々に勉強することだ』というのが持論だ。
全く勉強しない場合、見かけ上は勉強する場合と比べて自由時間をより多く確保できるように見えるが、実際は違ってくると思う。例えば毎日1時間勉強すれば、単純計算ではプライベートの時間が1時間減ってしまうが、勉強の効果で仕事の効率は確実に向上し、きっといつか必ず1時間以上早く仕事が仕上がるようになり、時間の元は取れると思う。当然スキル・成果物の品質も上がるし、それに伴い評価も上がることだろう。
かといって勉強やりすぎるのは精神衛生上よろしくない(勉強が好きで堪らないのであれば話は別だが)。

と言うわけで、程々に勉強するのがベストだと私は思う。
所帯持ちの場合、勉強する暇があったら家族サービスに費やしたいのだろうが、勉強していつ会社が潰れてもすぐ仕事見つけられるくらいの力をつけておき、家族を安心させておくこと、それが一番の家族サービスでは?

まあ、現実はスキルをつけて早く仕事を終えたところで、他人の尻拭いさせられるのが常ですが…これが評価(具体的には給与)に反映されていればそれでもいいのだが、少なくともうちの会社には『生産性』や『ソースコードの品質』という評価指標は無いようだ(あるかもしれないが、実感できない)。



はぁー…また愚痴ってしまった。冒頭の孫社長の言葉は仰る通りで、自分でもイケてないのは重々承知の上だ。ただ、私は何も改善しようとせずに全てを周りのせいにしている訳ではない。私なりに波紋を起こしてきた上で、IT技術者としての義務を放棄して『志』も見受けられないような者に対して愚痴っているのです。
そういうこともあり、内に溜めておくのは精神衛生上宜しくないということもあるので、今は勘弁してください…
ソフトバンクの純有利子負債と同様に、2014年度まではゼロにしますので…



↓波紋といったらこれだけど、スタンド登場でお役御免